ささみの呟き

独断と偏見でいろんな感想を載っけてく

2023年観た映画

お久しぶりです。

観た映画の共感が得られなさそうな感想をぶちまけたい時、このブログのことを思い出します笑

 

2023年末に書いていた映画館新作感想まとめを下書きから見つけ、書き上げて投稿することに決めました。

以下、乱暴ではありますが作品タイトルと一言コメントを書いていこうかと思います!

 

【映画館】

湯道/バビロン/THE FIRST SLAM DUNK/RRR/エブリシング・エブリウェアー・オール・アット・ワンス/スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース/鬼滅の刃 遊郭編~刀鍛冶の里編/君たちはどう生きるか/しん次元!クレヨンしんちゃん THE MOVIE/シアター・キャンプ/ホーンテッドマンション/ザ・クリエイター/ミュータントタートルズ/鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎/窓際のトットちゃん

コメントは下へGO!

 

 

▪湯道

観る温泉。話題になってなかったけど温泉好きとしては満足度高かったです。傾いた銭湯の存続をめぐって巻き起こるヒューマンドラマと、熱い「湯」への思い(ダブルミーニング)が伝わる物語&徹底した画面作りで、豪華俳優陣のお芝居も相まって没入感があり癒しの時間でした。特にこれといったカタルシスはないので、温泉あるいは監督(コメディ)好きじゃないと退屈かも。でも逆に仕事に疲れた時に見たら号泣しちゃいそう。

 

▪バビロン

創作者・あるいはすべての頑張ったけど報われなかった人が、他者の才能・時代の運、そういったものへの嫉妬を共鳴させる作品だと感じました。この監督、人間の言語化できない感情を汲み取って描くのが非常~~~に上手いなあと素人目線ながらいつも感動します。どうやって役者さんに伝えてるんだろう…。素晴らしいです。ただ、意図はわかるのですが、下品なシーン多すぎて好みではなかったです。

 

▪THE FIRST SLAM DUNK

遥か昔に読んだスラムダンクが、映画館のスクリーンでまるでキャラが生きているような臨場感をもって観れたのは感動です。今までフォーカスの当たりづらかった宮城メインに、山王戦の1試合をスピード感をもって描いていて非常に満足度高かったです。これ前情報なしの広報戦略も結果として良かったよね。

 

▪エブリシング・エブリウェアー・オール・アット・ワンス

人生の無限の可能性を示唆してくれる、馬鹿馬鹿しくて哲学的で、愛に溢れたSFカンフー作品。チャイナタウンの片隅、しがないクリーニング屋を営む家族の母である主人公。ひょんなことからマルチバースの自分の能力を手に入れ世界を救う戦いに巻き込まれますが、壮大な話かと思えばラスボスは自分の娘、壮大な親子喧嘩ともとれる構造になっていました。話の全体像を俯瞰して見た時に、なんてお話づくりが上手なんだ……と感動せずにはいられなかったです。ただ、結構過激な下ネタが入るので、そこで醒めちゃう人は醒めちゃうかも。個人的には下ネタが好きなティーンエイジャーって当たり前の存在で、直視させるために敢えて下品に描いている意味のあるシーンだと思ってます。あと視聴者の肩の力を抜けさせるための下ネタはお洒落なサービスシーンだと思う。見てない人はおすすめ。

 

スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース

超絶オシャレアニメ。ストーリーもとんでもなく整ってるうえに期待を裏切る面白さ。続き物の2作目なのですが、もしかしたら1作目を超える面白さだったかもしれない…。あと映像がアニメーションの最先端で、度肝を抜かれました。(1作目も同様ですが)確実にアニメーションだと分かるタッチ・風味は残しておきながら、細部までこだわりぬかれたモーション、演出には感動して震えるしかなかった。本当にすごかったです。ジャパニメーション・ディズニーしか見たことない方は一回観てみると違いを楽しめると思います。

 

鬼滅の刃 遊郭編~刀鍛冶の里編

これが現状ジャパニメーション最高峰だと思います(個人の感想です)ufortableさんありがとうという気持ちで観ておりました。また、漫画の方で何度も読んでいるのですが、遊郭編で戦う鬼のエピソードが良すぎますね。映画館で観ても泣けました。音楽も声優さんも良い。テレビシリーズをあのスクリーンで観て映画と遜色ないって……どんなアニメ?

 

君たちはどう生きるか

宮崎駿監督の最終作品(暫定)の印象が強すぎました。アニメーション美術は本当に素晴らしく、田舎の土のにおいがリアルにスクリーンから香ってきそうなほどでした。内容に関しては、何度か観てからコメントしたいので控えます。でも確実に好きな作品です。

 

▪しん次元!クレヨンしんちゃん THE MOVIE

この映画にはひどく腹を立てております。本当に。怒りの記事を個別に書きたいくらいw子供たちが笑ってたのが救いだなあと思いつつ、現役20代社会人としては非理谷くんの現実が全く他人事ではなく、なまじリアルに描かれてしまったために、世の中の格差的なものへのアンサーが精神論的・乱暴(一種投げやり)に見える結末で、若者はより絶望するしかないという最悪のメッセージムービーに感じました。あと私の中の野原一家と解釈違いでした。あんな無責任で適当なこと言わない……。

 

▪シアター・キャンプ

ひと夏の合宿で、子役の卵たちがミュージカルを作り上げる話。モキュメンタリーという手法で撮られた映画を初めて見ましたが、この作品に非常にマッチしていたし没入感がありました。なにより子供たちがとっても可愛かった……映画の中に子供がメインで映ると、もうそれだけで評価上がっちゃうのどうにかしたい。

 

ホーンテッドマンション

最新リメイク版。昔の映画とかなり印象変わってました。幼い頃の贔屓目かもしれませんが、ウィル・スミス版の方がディズニーのワクワク感があったような……。ただ、可もなく不可もなくという印象です。

 

▪ザ・クリエイター

割愛。素晴らしかったです。良かったら記事見てね。

 

ミュータントタートルズ

これも最新アニメだったのですが、最先端の映像で見ごたえがありました!やはりアメコミ世界観から飛び出してきたかのようなタッチ、お洒落さにしびれます。ミュータントタートルズ自体初めて見たのですが、目が慣れてくるとだんだん可愛く・かっこよく見えますねwストーリーも王道でよくまとまってます。何も考えず感動したいときにおすすめ。

 

▪鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

ゲゲゲの鬼太郎自体をそこまで見ていないにわかなのですが、これは非常に面白く観ることが出来ました。まずそれがすごい。目玉の親父の昔の話ということでしたが、キャラデザは良いわストーリーは重厚だわ、世界観映像美術設定なにもかもがこの令和5年という時代に刺さり、且つ原作リスペクトがあるのだろうなあと無理に冒険しすぎない姿勢も非常に好感が持てた映画です。原作好きであればより楽しめそう。

個人的には戦争の話やドロドロした話が好きではないため刺さりませんでしたが、人気が出る理由がよくわかる、丁寧なドラマ映画でした。

 

▪窓際のトットちゃん

じつは31日に滑り込みで観て、2023年1番好きな作品になりました。ずっと泣いてた気がします笑

トットちゃんの声優さんが怪演、これぞアニメーション映画の醍醐味という深さ美しさ。発達障害トットちゃんが富裕層の家庭環境から戦争に向き合う、その実体験がしっかりと描かれていた後世に残すべき心のこもった映画だったと思います。

 

意外とそんなに観てなかったなと思いつつ笑

たくさんの素晴らしい作品との出会いに感謝しつつ、2024年ももっと映画観るぞ!と意気込んでおります。

 

それではまた次回の記事で!